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Max 8のリリース時に、32-bitのサポートを終了しました。従って、Max 8以降は64-bitのみのアプリケーションです。Max 7とMax 6は、32-bitまたは64-bitとして実行できます。
なぜ32-bitのサポートを中止したのですか?
以下の理由から、64-bitのみのアーキテクチャに移行することがMaxとそのコミュニティにとって最善の道であると感じたためです。
- Appleは32-bitアプリケーションをサポートしなくなりました。
- Maxのアプリケーション内Webブラウジング(参照、ファイル・ブラウザ、パッケージ・マネージャ、検索機能を含む)に使用している組み込みChrome Webブラウザ技術は、かなり前に32-bitサポートを廃止していました。
- アーキテクチャ間のメンテナンスの問題により、可能な限り最高のMaxエクスペリエンスを提供することがますます困難になっていました。
- 64-bitアプリケーションでは32-bitアプリケーションのメモリ制限がなくなるため、64-bit Maxでは整数演算の計算が大幅に改善されます。
Max 8以降を32-bitで使用する必要がある場合はどうすればよいですか?
古いサードパーティのエクスターナル、オーディオ・プラグイン、またはオペレーティング・システムに依存しているために32-bitを使用する必要がある場合は、Max 7.3.5または7.3.6(Mac のみ)を使用することをお勧めします。
32-bitに依存する既存のMaxパッチに新しいMax機能を統合したいと考えている方にとって、これが障害になる可能性があることを認識しています。パッチで使用している32-bit専用のサードパーティ外部機能やその他の機能についてお知らせください。これらのパッチをMax 8以降で動作させるための代替ソリューションをご提案できるよう最善を尽くします。また、過去数年間行ってきたように、サードパーティのエクスターナル開発者がオブジェクトを64-bitに移植するのを支援する用意もあります。
Max 7/Max 6は32-bitアプリケーションですか、それとも 64-bitアプリケーションですか?
Max 6.1〜Max 7.3.6は、32-bitバージョンと64-bitバージョンの両方で利用できます。
macOSのダウンロードには、両方のバージョンがFATバンドルとして含まれています。FinderのMaxアプリケーションの「情報を見る」を使用して、32-bitモードと64-bitモードのどちらで実行するかを設定できます。
Windowsの場合、32-bitと64-bitのダウンロードが別々にあります。64-bit互換性のために再コンパイルされていないサードパーティ・オブジェクトは、Max 6.1〜7.3.6の64-bitバージョンでは動作しません。Max 6.0.8は32-bitバイナリ・アプリケーションです。Maxオーディオ処理ビット深度は、Max 6.0で64-bitに更新されました。
Max 7はこちらから、Max 6はこちらからダウンロードできます。
Max 7/Max 6の64-bitバージョンには、32-bitバージョンよりも多くの機能があることにご注意ください。インストールしたバージョンでサポートされている機能を確認するには、Max 7/Max 6を開いて、[ヘルプ] > [サポート最新情報] に移動します。
Maxメッセージ内のMSP信号のビット解像度はどれくらいですか?
Maxオーディオ処理ビット深度は、Max 6.0で64-bitに更新されました。Maxメッセージのビット解像度は、使用しているソフトウェアのバージョンによって異なります。Max 6.1より前のバージョン、およびMax 6.1〜7.3.6の32-bitバージョンでは、32-bitの数値データを使用します。Max 6.1以降の64-bitバージョンでは、すべてのメッセージ・コンテンツに64-bitの数値データを使用します。
サードパーティのエクスターナルがMaxの64-bitバージョン内で実行されないのはなぜですか?
すべてのMaxエクスターナルは、64-bit互換性のために移植および再コンパイルする必要があります。サードパーティの開発者に問い合わせて、互換性のあるSDK(Software Development Kit)バージョンでエクスターナルを再コンパイルしたかどうかを確認してください。最新のMax SDKは、こちらから入手できます。
サードパーティ開発者向けのSDKはどこにありますか?
SDKのダウンロード・ページをご覧ください。